令和5年度丙種化学液石の保安管理技術の試験問題(過去問)を載せていきます。
令和6年度の試験を受けられる方の参考になれば嬉しいです。
次の各問について、正しいと思われる最も適切な答をその問の下に掲げてある(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の選択肢の中から 1個選びなさい。
問1 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、 LPガス貯槽とその附属品について正しいものはどれか。
イ、 貯槽に取り付けられた圧力計ノズルは、貯槽内の気相部に開口し、圧力計の修理、検査などに便利なように元弁を取り付ける。
二、 温度による貯槽の膨張を考慮すべき状況だったので、架台支持部の一端を固定し、他端は遊動できるようすべり板を設けた。
ハ、 安全弁の元弁は、安全弁の修理のため一時的に取り外す場合などを除き、貯槽を使用中は常に全開にしておく。
二. 空気圧式緊急遮断弁は、動力源の圧縮空気を抜くと弁は開放する。
(1) イ、口 (2) イ、二 (3) ハ、二 (4)イ、口、ハ (5) 口、ハ、ニ
問2 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、配管および配管用弁類について正しいものはどれか。
ィ、 圧力配管用炭素鋼鋼管 (STPG) は、呼び径が同じでもスケジュール番号が異なると外径が異なる。
ロ、 同ーロ径の仕切弁(ゲート弁)と玉形弁(グローブ弁)の全開時の圧力損失は、玉形弁のほうが大きい。
ハ、 ローデイングアームのスイベルジョイント部には、 LPガス中に池が混入するおそれがあるのでグリースを注入してはならない。
二、 LPガス中の異物による液送ポンプヘの悪影響を避けるため、ストレーナを吸込み側の配管に取り付けた。
(1) イ、口 (2) イ、二 (3) ロ、二 (4)イ、ハ、二 (5) 口、ハ、ニ
問3 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、 LPガスの圧縮機および液送ボンプについて正しいものはどれか。
ィ. サージングとは、流量を絞って圧縮機などを運転した際に、振動と騒音を起こし、はなはだしいときは運転不能となる現象をいう。
ロ. LPガス用液中ポンプは、液状の LPガスに浸漬されているので、必要吸込揚程が確保しにくい地下貯槽などに用いられる。
ハ.キャビテーションを防止するため、ポンプの据え付け位置を高くし、吸込み配管の口径を小さくした。
二. 軸封装置(メカニカルシール)は、ポンプ軸がケーシングを貫通するところに設けて、 LPガスの外部への漏洩を防ぐものである。
(1) イ、ハ (2) ロ、ハ (3) ロ、二 ⑷イ、ロ、ハ (5) イ、ロ、二
問 4 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、電気設備の防爆構造および静電気について正しいものはどれか。
イ、 耐圧防爆造は、電気機器の内部に空気などの保護ガスを送入または封入することで、当該機器の内部に他のガスが侵入しないようにしたものである。
口、安全増防爆構造は、爆発性ガスが機器内部に侵入して爆発が生じた場合に、当該ケーシング が爆発に耐え、かつ、爆発による火炎や高温ガスがそのケーシングの周囲に存在するガスへの 点火源にならないようにしたものである。
ハ、絶縁性を持つ液体のLP ガスが配管内を流れると、管壁が負 (一)、液体が正 (+)に帯電 することがある。これは流動帯電といわれる。
ニ、 タンクローリからLP ガスを受け入れるとき、タンクローリの接地を確実に行った状態で ローディングアームを接続した。
⑴、口 (2) ロ 、 ハ (3)ハ、ニ (4 )イ、ハ、ニ ⑸ロ、ハ、二
問5 次のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、計測器について正しいものはどれか。
イ 、 ブルドン 圧力計をポ ンプやコンプレッサの吐出し部に取り付ける場合は、一般に脈動や振動の対策を講じる必要がある。
ロ、 スリップチューブ式液面計は、ハンドルに直結するチューブを回して測定する方式であり、 タンクローリ積載の大型容器などに使用される。
ハ 、 液体充満圧力式指示温度計は、温度変化による液体の膨張・収縮に伴う圧力変化が導 を経てブルドンに伝わり、その変位を利用する温度計である。
ニ、オーバルギア式の容積式流量計の下流にはストレーナを設け、異物による流量計のトラブルを避ける。
⑴イ、ハ (2) ロ 、二 (3)ハ、ニ (4 )イ、ロ、ハ ⑸イ、ロ、二
問6 のイ、ロ、ハ、ニの記述のうち、LP ガスのタンクローリから貯槽への受入作業について正しい ものはどれ か。
イ、 貯槽の圧力がタンクローリの圧力よりも高い場合には、液相ラインのみを適正に開けて、自圧差で貯槽に受け入れることができる。
口、 移動監視者または乗務員は、受入費任者の許可なく充填所の設備に手を触れてはならない。
ハ、 タンクローリのガス状のLP ガスは、圧縮機の四方弁を切り替えることにより貯槽に回収できる。
二、 受入作業前に、タンクローリの車輪止めを後輪の前後部2か所に施した。
⑴イ、ハ (2) イ、二 (3)ハ、ニ (4 )イ、ロ、ハ ⑸ロ、ハ、二
問7 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、LPガス容器への充填作業について正しいものはどれか。
イ.過充填容器を発見したときは、液状のLPガスを風下に向けて大気放出し、規定量以下になったことを確認し出荷する。
ロ.チェーンコンペアやローラコンペアのピットに砂利や泥などが溜まると、容器の移動等に不具合が生じるおそれがあるので、定期的に清掃を行う。
ハ.充填容器と残ガス容器は、容器置場の区分指定された場所に保管する。
二.プロテクタのない容器は、充填中以外は、保護キャップを完全に装着して移動、運搬、保管する。
⑴イ、ロ (2)イ、二 (3)口、ハ (4)イ、ハ、ニ (5)ロ、ハ、ニ
問8 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、LPガス充填所の保全管理について正しいものはどれか。
ィ.液送ポンプの安全装置であるサーマルリレーは、モータに異常負荷がかかったときに、液送ポンプを非常停止させるための装置である。
ロ.液送ボンプを運転する前に、液送ポンプの吸入配管、吐出し配管および液送ポンプ内部にガス状のLPガスが満たされていることを認めた後、起動した。
ハ.往復圧縮機は、脈動により配管が共振しやすいので自由度の大きい可とう管継手(金属フレキシプルホース)を使用することはできない。
二.圧縮機によるタンクローリからの受け入れ時間が、正常時に比べて長くかかるようになったため、分解点検を行い、ピストンリング、Vパッキンなど必要な部品を交換した。
(1)イ、ロ ⑵イ、二 (3)口、ハ (4)口、二 (5)ハ、ニ
問9 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、LPガススタンドの充填作業について正しいものはどれか。
ィ.充填作業前に、充填要員は体の帯電を除去するため、除電棒を素手で握って除電した。
ロ.充填要員は、車両のエンジンを停止させ、エンジンキーを預かり、サイドブレーキをかけたことを確認した。
ハ.車両の誤発進を防止するために、運転者を車両の中で待機させた。
二.充填終了後は、バルブ類、液面計およぴ接続部などに漏れの無いことを確認した。
⑴イ、ハ (2)イ、二 (3)口、ハ (4)イ、口、二 (5)口、ハ
問10 次のイ、口、ハ、二の記述のうち、LPガス消費設傭への供給方式について正しいものはどれか。
ィ.強制気化方式(空温式を除く。)は、供給するLPガスの組成に関係なく、寒冷地においても蒸発器の能力範囲内で必要な量を気化させることができる。
ロ.自然気化方式は、発生するガスの組成が一定であり、均一の発熱量が得られる。
ハ.ガスの供給量が同じであれば、自然気化方式は強制気化方式に比ぺて、容器の設置本数を少なくすることができる。
二.蒸発器の液流出防止装置は、熱交換器より下流側に液体LPガスが流出するのを防ぐ装置である。
(1)イ、ロ (2)イ、二 (3)ハ、二 (4)イ、口、ハ (5)口、ハ、ニ
今回は令和5年度の丙種化学液石の保安管理技術の試験問題を載せてみました。
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